国土交通省は、令和8年建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰の受賞対象者を決定し、7月10日に都内で晴れの授賞式を開催した。鳥取県からは、長年にわたり地域のインフラ整備を支え、業界の発展と後進の育成に尽力した2名が栄えある受章を果たした。
受章したのは、中一建設株式会社代表取締役の中尾仁氏(57)と、西日本環境設備株式会社代表取締役の荒川恵氏(67)。両氏のこれまでの歩みと功績を振り返る。
現場第一、地域の守り手として組織を牽引
中尾 仁 氏(57)=中一建設(株)代表取締役・(一社)鳥取県八頭建設業協会副会長
中尾仁氏は、長年にわたり建設業に精励し、優れた技術力と誠実な施工管理で地域の社会資本整備に大きく寄与した。また同氏は自社の経営にとどまらず、一般社団法人鳥取県建設業協会の副会長などの要職を歴任。近年多発する自然災害への備えや、防災・減災対策における業界の連携体制強化に主導的な役割を果たした。また、担い手不足が深刻化する地方の建設業界において、若手人材の入職促進や働き方改革の推進にも精力的に取り組み、地域経済を支える建設産業の持続的な発展に多大な貢献を残した。
ライフラインの確保と管工事業界の近代化に尽力
荒川 恵 氏(67)=西日本環境設備(株)代表取締役・(一社)鳥取県管工事業協会会長
荒川恵氏は、管工事業の草分けとして長きにわたり業界を牽引し、人々の暮らしに不可欠なライフラインである給排水・衛生設備等の整備・保全に心血を注いだ。一般社団法人鳥取県管工事業協会の会長として、会員企業の技術力向上や安全管理体制の徹底を強力に推進。特に、災害時における水道・ガス等の早期復旧体制の構築や、環境に配慮した省エネ・クリーンな設備技術の普及において卓越したリーダーシップを発揮。地方業界の社会的地位向上と、次世代への確かな技術継承に尽くした功績は極めて大きい。
地域社会の安全と快適な暮らしの基盤を築き上げてきた両氏の受賞は、鳥取県内の建設・管工事業界全体にとっても大きな誇りであり、今後の更なる活躍が期待される。