八頭県土整備事務所は、八頭町下野地内で計画している和見谷川通常砂防事業の事業概要をこのほど明らかにした。鳥取県内の流域一体となった総合的な水域の安全・安心対策の推進事業(防災・安全)による取り組みで、総事業費は概算5億円。令和10年度の事業完了をめざす。
【事業目的】
和見谷川は八頭郡八頭町下野に位置し、保全対象は人家13戸、町道小倉線L1055m、県道大江船岡線L76mを抱える土石流危険渓流。流域面積は2.34k㎡に及び、渓岸の浸食は著しく渓流内への堆積も多く土石流発生の恐れが高まっている。
谷出ロから人家までが近接し、土石流が発生すると人的被害、家屋崩壊の可能性が高いため、砂防堰堤を整備することで保全対象人家の安全を確保するもの。
【整備概要】
令和3年度から同10年度までが整備計画期間。砂防堰堤2基、工事用道路L140m(W4.0m)、付替道路L167m(W1.5m)、取付護岸工L10m、本堤工(H5.5m、L30.5m)などを計画しており、3年度は4000万円を投入し、実施設計業務を発注。西谷技術コンサルタントが3500万円で受注した。
【備考・入札・契約審議会】
令和3年12月27日に開催された鳥取県建設工事等入札・契約審議会で「予定価格事後公表の入札だが、落札額はほぼ90~95%となっている。これは予定価格を事前公表した業務と変わらない落札率だ。県積算と応札者の積算内訳を説明してほしい」と質問があった。
これについて県土整備部は積算内訳を提示し「応札者は適正に積算しており、積算額の95%程度の額で利益を見込めると考えたものと推察している。また同業務は簡便型総合評価入札で執行しており、最も評価点数の高い業者が落札した」と説明した。

【参考・入札結果】
東部農林事務所八頭事務所
2021年06月02日 13:30 – 土木コン
●和見谷川通常砂防工事「測量詳細設計及び地質調査業務委託」
(八頭郡八頭町下野)
6月3日落札
①西谷技術コンサルタント:3500万円(88.170)
②アサヒコンサルタント:3500万円(86.910)
③ウエスコ:3600万円(80.860)
④シンワ技研コンサルタント:3600万円(56.270)
⑤大地企画:3700万円(0.000)
調査:2920万円、成果品:3135万6500円。
落 西谷技術コンサルタント:35,000,000(予36,890,000)
【備考】
270日間。簡便型・土木コン・事後公表。測量・設計・地質調査業務1式。4000万円。