鳥取市水道局の令和6年度当初予算がまとまった。建設改良費は28億6826万5千円と昨年度(令和5年度)と比較して8800万5千円の増額となった。
懸案の庁舎大規模改修の予算は計上されていない。今夏開催予定の水道事業審議会の議題に取り上げられないと、改修工事に着手できない。
各種整備事業の概要を以下に掲載する。
①配水施設整備事業
3億2164万1千円(R5:3億8645万7千円)
【(1)基幹管路耐震化:2億0700万円】
管路更新(耐震化)計画に基づき、基幹管路のうち耐震性を有していない管路を耐震管に布設替えする。
〇徳尾系送水管(DIPφ600)の布設を継続。
・服部地内送水管布設工事、古海地内送水管測量設計業務、送水管路用地取得ほか
【(2)千代川横断複数化:3500万円】
非常時等におけるパックアップのため千代川を横断する送水管路を複数化する。
・上町、丸山、面影系送水管(DIPφ600)を布設。
・服部地内送水管布設工事
【(3)河原地域施設統廃合3400万円】
河原町北村と弓河内地域を河原小畑配水地から配水するため、送水能力の増強を目的としたポンプの取替えを行う。
・河原小畑ポンプ場送水ポンプ設備工事、(仮称)弓河内増圧ポンプ場測量設計業務、ポンプ場用地取得
【(4)江山浄水場系配水管路更新計画策定業務1998万7千円】
江山浄水場系の配水管路網について、人口減少等による水需要減少を踏まえた最適化(ダウンサイジング等)について検討。
②地域水道整備事業
6億8930万8千円(R5当初予算7億5419万4千円)
平成29年4月に上水道事業へ統合した旧簡易水道地域については、「地域水道整備計画」に基づき、施設の統廃合、江山浄水場の配水区域拡大のための管路・施設整備を進めている。
なお、旧簡易水道地域の管路と施設の更新については、配水管等改良事業及び諸施設整備事業(2事業で約2.2億円)を投入。地域水道整備事業と合わせて約9.1億円。
(1)施設整備工事=4億8868万円
鳥取地域、国府地域、佐治地域、気高地域、青谷地域の5箇所
(2)調査設計業務:1億6060万円
〇鳥取地域=(ポンプ場基本・詳細設計、橋梁添架管測量設計)
〇佐治地域=(配水地用地測量・詳細設計、橋梁添架管測量設計)
〇気高地域
宝木=(JR推進基本設計)
会下=(配水地詳細設計、浄水場詳細設計・地質調査)
殿・下石=(配水地用地測量・補償調査)
〇鹿野地域
(浄水場用地測量、基本・詳細設計、地質調査)
(3)その他(用地費・人件費等):4002万8千円
〇佐治地域=口佐治(配水地用地取得)
〇気高地域=殿・下石(浄水場用地取得)
〇鹿野地域=鹿野(浄水場用地取得)
③配水管等改良事業
11億5501万7千円(R5:12億8592万円)
【(1)震災対策整備事業:5億1518万4千円】
〇震災時応急給水拠点第2次整備 (事業期間:令和元年度~令和13年度) 1億7920万円
2次整備を行う47か所の応急給水拠点や施設において、整備を行う順序を定め、令和元年度から計画的に事業を行っている。
令和6年度は、面影小学校、河原町総合支所を整備する。
〇老朽管更新:2億9570万円
赤水の発生や破損事故が起こりやすい鋳鉄管、ビニル管、鋼管などの老朽管を、継続 して衝撃に強い耐震管へ布設替えする。工事の実施に当たっては、他の事業者が行う工事との同時施工などでコス ト縮減を図る。
〇水管橋耐震補強:4028万4千円
基幹管路及び応急給水管路上の単独水管橋を対象とした耐震診断結果を踏まえ、計画的に耐震補強する。令和 5年度から6年度までの2か年の債務負担行為(全体額 9500万円)に より、下味野水管橋の耐震補強工事を行う。
【原因者工事 5億3490万8千円】
県などの原因者からの依頼による水道管の移設工事等を協議、調整のうえ実施する。また、近接する箇所に老朽管がある場合は、これらの工事に併せて改良等を行うことによリコスト縮減を図る。
④諸施設整備事業
6億3524万9千円 (R5当初 2億7849万円)
老朽化 した施設 (電気設備、機械設備、測定機器、滅菌装置等)の 更新については、計画的・効率的に実施 して、水道水の安定的な供給を図ることとしており、令和 6年度も継続 して設備の更新を行 う。
【(1)叶水源地自家発電機施設 4億7268万3千円】
令和4年度~6年度(施工中)
【(2)電気・機械設備工事 9635万6千円】
向国安水源地導水ポンプ棟無停電電源設備取替工事、樟原浄水場操作盤取替工事ほか
【(3)流量計、水位計ほか測定機器取替工事 3346万円】
上町配水池配水流量計取替工事、曳田配水池水位計取替工事ほか
【(4)施設整備工事 3275万円】
丸山調整池外壁塗装及び屋上防水改修工事、社中央水源地取水施設改造工事ほか
⑤その他の事業
5億6178万3千円 (R5当初予算 5億2899万6千円)
(1)有収率の向上対策(2億2578万3千円)
〇公道漏水調査:510万円
〇公道漏水修理 (配水管及び給水管漏水修理):1億2952万7千円
〇量水器の購入費、修繕費及び取替委託料:8967万5千円
〇スマー トメーター実証実験:148万1千円
(2)施設・設備の維持管理等:2億4834万4千円
施設・設備の維持管理費及び修繕費等
(3)水質検査の委託
〇鳥取県保健事業団等への委託:4528万7千円
(4)水道料金 システムの更新 (R6・ 7債務負担行為)
〇水道料金システム機器等:3431万円
