鳥取市が令和4年度に計画している市営住宅整備事業の概要を掲載した。建築工事は西浜団地のみで、大森団地は設計業務。
なお、鳥取市が策定した令和3年6月:鳥取市・市営住宅長寿命化計画(令和3年~12年)を参照されたい。
大森団地長寿命化対策
市営住宅大森団地(相生町三丁目)は、昭和58年~60年に建設された団地で、RG棟4棟の改修を年次計画的に実施している。
老朽化に伴う改修と、併せて住戸内のバリアフリー化や手すり設置など高齢者等に配慮した住宅にリニューアルする。
令和2年度より仮移転と実施設計等に着手済みだ。
令和3年6月8日と10日に大森団地RG1棟改修工事を入札し、建築工事は八幡コーポレーションが9350万円で、電気は東部電工:2260万円、機械は吉野設備工業:2650万円で落札した。
【令和4年度は設計業務】
令和4年度は大森団地RG2棟改修工事に伴う入居者の仮移転を実施する予定で、工事は令和5年度実施予定。RG2棟の実施設計は昨年7月27日に赤山建築設計事務所が789万円で落札した。
令和4年度は大森団地RG3棟の改修実施設計業務を発注予定で、工事は令和6年度発注となる。

長瀬団地建替完了・7億一括支払いに
河原町長瀬団地=河原町長瀬地内=は昭和51~58年度に建設した町営住宅(当時)で、老朽化に伴い令和2年度~4年度の事業期間に民間事業者提案によるPFI事業(BT方式)を導入・整備した。
高齢者などの安全や利便性にも配慮した住宅に建替えることで、より快適な住環境を整備した。
具体的には、バリアフリー化による高齢者等の安全や利便に配慮し、PFI事業によりコスト削減や事業期間の短縮に努めた。
工事は令和2年9月1日に田中工業、山口電業、西日本環境設備、白兎設計事務所の企業体と6億9300万円で契約した。今年(令和4年)10月3日に施設を引き渡す予定で、契約額を一括して支払う。
ただし、PFI方式については「鳥取市が検査しないのは問題ではないか」といった指摘もあり、市議会でも「鳥取市のような地方都市ではなじまないのではないか」と問題視する声も上がっている。
【事業内容】
既設建物(簡易耐火2階建て12棟42戸)を木造住宅9棟34戸(1DK 14戸、2DK 11戸、3DK 8戸、車いす対応住戸1戸)に建替える取り組みで、設計・施工・工事監理等を民間事業者ヘー括発注し、完成後に買取支払いする手法を導入した。
■R2年度:PFI事業公募、事業者決定、実施設計
■R3年度:工事実施
■R4年度:事業完了引渡し後(令和4年10月予定)に事業費6億⑨300万円を―括支払いする。
なお、入居者本移転補償(438万円)を計上している。
(以下は令和4年2月11日の記事)
鳥取市 西浜団地建替えに8千万 屋上防水・バリアフリーなど2か年で(令和4年度当初)
鳥取市建築住宅課は令和4年度から2か年かけ、同市気高町北浜2丁目の西浜団地を改修する。当初予算に8341万5千円を計上する見込みだ。
老朽化に伴うストック改善に取り組み、高齢者などの安全や利便性に配慮した住宅にリフォームすることで住環境の改善と長寿命化を図る。

【事業概要】
同団地西側に位置する「56年棟(中層耐火構造3階建て12戸)」が施工対象で、既存の12戸を10戸に間取り改修するほか、内部造作、設備、バリアフリー化等を実施。
さらに内部物置新設、外壁改修・屋上防水、外構・来客用駐車場整備等全面改修する。
4年度当初に実施設計業務を発注し、4年度~5年度にかけて施工する。債務負担行為。
【経過】
〇53年棟改修工事 (H30年度~R元年度)
〇54年棟改修工事 (R元年度~R2年度)
今回の改修で同団地のリニューアルが全て完了する。

(内部改修のイメージ)

(外壁改修前と後)